Birth
「おせーよ!」




私が公園に着くと、隼人はもう来てた。



時計を見ると、18:50




「まだ10分前でしょ? ていうか、こっちの都合も聞いてくれない?
なに?あの回覧板みたいなメール。」





「あれで十分、分かるだろ?
ダメなら、そう言えばいいし。」



隼人はニッと笑って立ち上がり



「行くぞ!」



と、歩きだす。





「もう!」




私はちょっと膨れながら隼人を追い、彼の腕を掴んだ。




すると隼人はキョロキョロと周りを見渡し、誰もいないのを確かめると…




私の頬に、キスをした…









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