Birth
「紺野さんは?」




夕希さんが聞いてきた。






「私は… とりあえずココで、助産師外来を続けたい。出産はなくても、妊婦さんの指導は出来ると思うし。
ドクターが少なくなった分、今だからこそ、私達の力を発揮する時だと思う。」



隼人が言ってくれた言葉を借りた。







みんな悩み、考え…





結局、すぐに退職する者は、いなかった。






『やれるだけ、やろう。』





私達の結束力は、また強くなった気がした。







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