Birth
「はぁ… 満足。」





長いキスの後、ニンマリ笑う彼。





「もう… バカ。」



彼の胸を軽く叩いた。





「へへっ… 飯行くか!」



私の腰に手を回し、歩き出す。







そして、隼人オススメの店で食事をした。










「俺と話した後、誰かと話してなかった?」




ご飯を食べながら、隼人が聞いてきた。





「うん。松尾さんって助産師さんに声かけられて、ちょっと話した。」





「…そう… なに話したんだ?」




「名前聞かれて。あと、彼女ですか?って聞かれて…
それと、助産師外来、お互い頑張りましょうねって。そんな感じ?」




「ふーん…」






松尾さんの名前を出した時から、何故か目を合わせない隼人。







まさか… ね?





言ってみる?









「松尾さんって、隼人のこと好きなんだね。」









私がサラリと言うと、隼人はムセた。








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