Birth
翌朝…



隼人からメールが来た。





『10:00 駅前に集合』




…相変わらずだ…




でも、私のために時間を作ってくれた事が、嬉しかった。




夕方から仕事だった私は、とりあえず駅に向かった。






「おせーよ!」




「まだ10分前なの!」




これも、いつもの会話。




「行くぞ!」




隼人は私の手を握り、歩き出す。




「ねぇ… どこよ?」








そして着いたのは、ジュエリーショップだった。






「好きなの選んでいいぞ。お前の誕生石って、どれだよ?」




隼人はショーケースを覗き込み、キョロキョロしてる。







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