Birth
天使の手のひら
そして… やっと4月が来た。
「成海先生、お願いします。」
「はいよ。」
病棟に、隼人の声が戻ってきた。
彼が居てくれると、やっぱり安心する。
もちろんそれは、優秀なドクターだから。
「紺野さん。この患者さんに、薬出したから。」
隼人が私に、声をかけてくる。
「この薬は、患者さんが吐き気がくるから飲めないそうですって、言いましたよ。」
「えっ? そうだっけ?」
「言いましたよ、昨日。他のに変えて下さい。」
私は処方せんを返した。
「ハイハイ…」
隼人がパソコンに向かって、オーダーを変える。
「成海先生、お願いします。」
「はいよ。」
病棟に、隼人の声が戻ってきた。
彼が居てくれると、やっぱり安心する。
もちろんそれは、優秀なドクターだから。
「紺野さん。この患者さんに、薬出したから。」
隼人が私に、声をかけてくる。
「この薬は、患者さんが吐き気がくるから飲めないそうですって、言いましたよ。」
「えっ? そうだっけ?」
「言いましたよ、昨日。他のに変えて下さい。」
私は処方せんを返した。
「ハイハイ…」
隼人がパソコンに向かって、オーダーを変える。