Birth
確かに優しい杉町先生の方が、初めての子にはプレッシャーは少ないかもしれない。



でも、そう頻繁にあるものではないし、今日を逃せば今度は、いつあるか分からないのだ。



新人を育てるためにも、今日の経験を逃してほしくない。





「私も側にいるから。無理だと思ったら変わるから、とりあえず頑張ってみな!」



背中をポンと叩いて、微笑む。




「はい…」



横尾は不安気ながらも、うなずいた。



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