Birth
「すみませんでした… 途中でパニクッちゃって…」



ナースステーションに戻ると、横尾がしょんぼりしながら謝る。




「落ち込んでても仕方ないよ! 今日どこがいけなかったのか反省して、次は出来るように努力する事!
確かに、成海先生が最初ってのはレベル高かったかもしれないけど。
あの技術を見られたのは、ラッキーだったかもよ。」



私は横尾の肩を叩いた。




「本当ですね! すごかったです! それに紺野さんもバッチリ、タイミング合ってて。 お二人を目標に、頑張ります!」




元気になった彼女を見て、ほっと一息。




この子は伸びるな… そう思った。





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