Birth
危機
朝の引き継ぎを終え、いつものように業務をこなす。
もうすぐ、お昼になろうとする頃、いずみが廊下で私の腕を掴んだ。
そして誰もいない部屋へ、引っ張りこまれた。
「紺野さん! 聞きました? 産婦人科の先生が、三人とも来年の春で辞めるって!」
「えっ… 三人とも?!」
思わず叫んだ。
最近、全国的に問題となってる、産婦人科医の不足問題。
私の勤務する病院も、ひょっとしたら… と思ってたけど。
まさか全員とは、思わなかった。
もうすぐ、お昼になろうとする頃、いずみが廊下で私の腕を掴んだ。
そして誰もいない部屋へ、引っ張りこまれた。
「紺野さん! 聞きました? 産婦人科の先生が、三人とも来年の春で辞めるって!」
「えっ… 三人とも?!」
思わず叫んだ。
最近、全国的に問題となってる、産婦人科医の不足問題。
私の勤務する病院も、ひょっとしたら… と思ってたけど。
まさか全員とは、思わなかった。