Birth
「うん。えっと… 色々と、すみませんでした。」




私は頭を下げた。





「まぁ… 色々疲れたよ。」



ニヤッとする隼人。




いろいろ? 疲れた?



まさか…



服は…ちゃんと着てるし。





「あの…さ。 何も、なかったよね?」



遠慮がちに聞く私。





「はぁ?お前がここに居ろって、離さなかったんだろ?
それに、誰がお前の背中さすってやったと思ってんだよ!」




うわっ! 怒った。


そりゃ、そうだよね。





「ごめん! そうです。私が完全に悪いです。ご迷惑おかけしました!」





ベッドから降り、目の前で両手を合わせ、拝むようにして謝った。





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