Birth
「いいんじゃないですか? 俺、教えますよ。協力してくれそうな患者さんを選んで。

医者が少なくて厳しいんだし、これだけ助産師がヤル気を見せてるんだから。

これからは、彼女たちが活躍していく時代ですよ。」




隼人が、キッパリと言い切ってくれた。






『成海先生が、そう言うなら』と、原口部長もOKを出してくれた。






「じゃあ練習のスケジュールとか、必要な書類とか、成海先生と相談しといて。
決まった分は、僕らも協力するから。」




最後には原口部長も、そう言ってくれて、杉町先生と一緒に出て行った。










「ありがとうございました。また、先生に助けてもらっちゃって…」




私は隼人に、頭を下げた。



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