嫌いなアイツは前の席【完】



私はくすぐったくて、少しビクッとしてしまった。



2、3回頬っぺたにキスをしてから、今度は手にキスをした。



「ひゃっ‥くすぐったいんだけど‥」



そう言ってもやめてくれない。



しばらくすると口を離し、私をじっと見つめてきた。




「消毒」



「はい‥?」



「他の男が触れたとこ、消毒した」



拓真はそう言って二ッと笑った。




━━━ドキッ



今の顔、カッコよすぎない‥‥?


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