嫌いなアイツは前の席【完】



いつの間にか家に着き、玄関の前で二人で立ち止まった。



でも一向に家に入らない私を不思議に見ている拓真。



「綾乃?どうした?」



そんな優しい声で言われたら、何でも話したくなってしまう。



この際だから、聞いちゃおうかな‥。




「あの‥高城さんとは付き合ってるの?」



そう言った私をポカーンと見つめる拓真。


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