嫌いなアイツは前の席【完】



もう無駄だ。



こいつに何言っても無駄。



「‥‥わかったよ‥」




━━━そう返事を返してから約1時間はたった。



「そろそろ帰ろっか」



もう外は結構暗くなっていた。



昇降口で拓真と別れて正門で待っていた。




「お待たせ。はい、乗って」


私は以前とは違って自分で荷台に乗った。


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