嫌いなアイツは前の席【完】
「きゃ~っ!綾乃かわいーっ」
学校に着くなり智美が私に抱き付いた。
「と、智美‥苦しい」
「わっ、ごめんごめん」
智美はぱっと離れた。
「それにしても綾乃!おだんご可愛いすぎるって!」
「そんな騒ぐほどじゃないって~」
ただのおだんごだよ?
「男子みんな綾乃に惚れるって」
「んな大袈裟な。ほら、着替えに行こっ!」
私はいつまでも騒いでる智美を連れて教室を出た。
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