嫌いなアイツは前の席【完】



「うっわー‥人いっぱい」



校庭にはたくさんの人で埋め尽くされて、ざわざわと騒がしかった。



「暑そう‥」



「ね‥‥」



私と智美は少し気が重くなった。



競技は次々と始まる中、私は智美と日影で待機。



私が出る種目は午後だから、午前はずっと暇。

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