嫌いなアイツは前の席【完】
理子ちゃんとは、一緒にいるグループは違うけど1年の時から同じクラス。
凄く明るくて可愛くて、いい子だなーってずっと思ってた。
「理子ちゃんって彼氏とかいるの?」
「いるよー」
理子ちゃんはそう言って指にはめている指輪を私に見せた。
「えっ!いたんだ!誰?」
「あのね、みんなにはあまり言ってないんだけど、バスケ部の黒崎って分かる?」
黒崎って確かバスケ部のエースで、この学校ではアイツの次にモテる人だ。
「わかるよっ。あ、そういえば理子ちゃんってバスケ部のマネージャーだったね!」
だから二人は付き合ってるのか!