嫌いなアイツは前の席【完】



グラウンドに出ると、50メートル走の男子の部が始まっていた。



俺は自分のクラスの応援席に行き、女子の部が始まるのを待った。



「あつ‥‥」



「あれ?拓真くん?」



競技を見ていると、誰かから声を掛けられた。



「あ、桜井」


同じクラスの桜井理子。



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