嫌いなアイツは前の席【完】



「綾乃かーわいっ」



奴はそう言うと私の頬を指でツンツンとつついた。



これか‥‥
さっき当たってたのは‥。



「‥‥って、授業終わってたなら起こしてよ!」



「えー、だって気持ち良さそうに寝てたから」



「ねっ‥寝顔見たっ!?」



「うん、バッチリ!」



うわ~‥
恥ずかしいっ‥‥


私は急に恥ずかしくなり両手で顔を隠した。


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