ずっとそばにいたのに.......
だから一刻も早く、航佑の真っ直ぐな強い愛情で、私の中を全部埋め尽くしてしまいたい。

稜のことなんて、一ミリも考えなくて済むように。



航佑になら、できるはずだから。

航佑となら、幸せになれると思うから。

愛してるから。 信じてるから。

迷いのある愛じゃ、航佑を守ってあげられないから...........



年が明ければ、新しい生活が待っている。

稜にも、航佑にも、そして私にも。

一人暮らしを始める航佑との関係が、今より深まることは確実だろうし、とても楽しみだ。



でも、今はまだ、それしか想像できない。

稜がそばにいないって、どんな感じなのかな.........
< 133 / 375 >

この作品をシェア

pagetop