ずっとそばにいたのに.......
あたふたしているうちに、友哉に連れられて、稜がリビングに入って来た。

手にはコンビニの袋を提げている。

今までは全然平気だったのに、部屋着にスッピンが、何だか妙に恥ずかしい........



「よぉ、明けましておめでとう。」

「おめでとう。」

「心優の好きなアイス買ってきた。後で食おうぜ。」

「あ、うん。ありがとう。」



ソワソワして、しっかりと目が合わせられない。

何、話せばいいのかな?

緊張で、心臓が口から出てきそう。



「アイスもいいけど、とりあえず飲もうぜ。俺の部屋行く?心優の部屋行く?」

「え、ちょっと待ってよ。何で私の部屋?」

「嫌ならいいよ。俺の部屋で。」
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