ずっとそばにいたのに.......
「よっ、あけましておめでとう。」

「お、正哉くんじゃん。あけましておめでとう。」

「お兄ちゃん、今、帰ったの? 友哉見なかった?」

「下にいたから、追加の買い出し行かせた。」

「あいつ、よく働くな。」

「うちのパシリだもん。」



あはははは..........って、笑い声が響く。

一瞬で、また和やかな空気が部屋中に広がる。



私たちはやっぱり、お互いに特別な存在。

稜は幼なじみであると同時に、家族なのかも。

だから、離れてても、会えなくても、私が航佑を選んでも..........

この雰囲気は変わらないよね。

大丈夫だよね。



これからどうなるかわからないけど、今はそう信じたい..........
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