ずっとそばにいたのに.......
「おかしい?」

「そんなこと言うの、珍しいから。」

「そう?」

「うん。でも、いいよ。何でもしてあげる。」

「じゃあ、朝まで一緒にいたい。」

「え?」

「今日は泊まってけよ。」

「..........。」

「明日は二人とも休みだから、もともと会う予定だっただろ? 弟に手伝わせて、思ったより引っ越しが早く済んだから、今夜は心優と一緒にいたい。」

「..........うん。じゃあ、そうするね。」



愛されているのは嬉しいし、甘えられて悪い気はしない。

私だって、航祐とできるだけ一緒にいたい。

でもこの前から航祐が見せ始めた独占欲みたいな感情に、まだほんの少しだけ戸惑いを感じる。
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