ずっとそばにいたのに.......
だから、その気持ちに応えよう。

今、ここにあるのは、航祐のくれる溢れるほどの愛情と、そんな航祐を愛しいと思う気持ち。

それを信じて、何も考えず、この感情に素直に身を任せればいい。



「これ、後でつけてみるね。」

「うん。すごい楽しみ。」

「似合うかな?」

「絶対似合うよ。」

「ほんと?」

「大丈夫。心優を思って、選んだんだもん。」

「そう、だね。」

「早く見たいな。とりあえず、コンビニ行っちゃおうか。」

「うん。」



手を繋いですぐ目の前にあるコンビニに行き、メイク落としやら、化粧水やらを買い込んだ。

何気ないこと、ひとつひとつが新鮮で、それが全部、二人の幸せな未来に繋がっているような気がする。
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