ずっとそばにいたのに.......
「ねぇ、次はいつ来る?」

「もう次の約束?」

「だって、待ち切れないんだもん。」

「すぐ来るから大丈夫。今度来る時は、着替え持ってこなくちゃね。」

「いろんなもの、置いておいてよ。いつでも泊まれるように。」

「うん、わかった。」



航佑が満足そうに微笑みながら、ピッタリくっついて肩を抱き寄せる。

その笑顔にキュンとして、そのまま航佑にもたれかかり、腰に手を回す。

身体だけじゃなく、二人の気持ちが寄り添っているのを感じて、ホッとする。



「心優.......。」

「なぁに?」

「愛してる。」

「私も。」

「ありがとう。」
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