ずっとそばにいたのに.......
急にスイッチが入ったみたいに、ゾクっとするほど艶っぽい目で見つめられ、魔法がかかったように動けなくなる。

ゆっくり近付いて来た航佑の唇が、その魔法を解くかのようにキスを落とし、一瞬で全身を心地良く麻痺させる。



「ねぇ.......さっきの、見せて。」



耳元で甘く囁かれたら、カラダの真ん中がズキっと疼いて、もう一度、指先まで、じんわり痺れが広がっていった。

黙って小さく頷くと、航佑は立ち上がって私の手を引き、一旦、立たせた後、すぐ後ろにあるベットに座らせた。



キスをしながら背中に手を滑りこませ、器用にスウェットをたくし上げていく。

ブラが完全にあらわになった時点で手を止め、ニコっとするから、ちょっぴり恥ずかしくなる。
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