ずっとそばにいたのに.......
ベッドの揺れが小刻みになり、航佑が微かに顔を歪ませ始めた。

そのセクシーさに、嫌でも興奮が高まっていく。

二人の呼吸の早さがピッタリ合い、あまりの快感に頭が真っ白になった瞬間、航佑の動きが止まって、ドサっと私の上に崩れ落ちてきた。

すごく、幸せ..........



力の入らなくなった私のカラダの上で、放心状態になっている航佑の重みを感じていたら、どうしようもないほど愛しさがこみ上げて来た。

満たされた気持ちで、私の胸の上に乗ったままの頭を抱き抱え、頬を撫でているうち、何故だか涙が溢れた。



私、なんで泣いてるんだろう..........
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