ずっとそばにいたのに.......
「あと、俺、年長の時、お前に身長抜かれて超ショックだったのも、すっげーよく憶えてる。あ、でも、小学校入って、友哉と同じ身長になった時の方が、もっとショックだったけど。」
「あはは.......。あいつ、デカかったもんね。」
同じ思い出をたくさん持っている稜とは、何でも言い合えるし、気が許せる。
間違いなく、お互いに一番身近な存在の異性だと言える。
稜は一人っ子で、うちには二つ上の兄貴と、二つ下の弟がいる。
物心ついた頃には稜の両親が共働きし始めていたこともあり、稜はいつもうちの兄弟と一緒にいて、我が家の家族同然で育った。
そんな男ばっかりの環境だったおかげで、私は女の子扱いしてもらえないことも多かったけど、それはそれで楽しかったようにも思える。
「あはは.......。あいつ、デカかったもんね。」
同じ思い出をたくさん持っている稜とは、何でも言い合えるし、気が許せる。
間違いなく、お互いに一番身近な存在の異性だと言える。
稜は一人っ子で、うちには二つ上の兄貴と、二つ下の弟がいる。
物心ついた頃には稜の両親が共働きし始めていたこともあり、稜はいつもうちの兄弟と一緒にいて、我が家の家族同然で育った。
そんな男ばっかりの環境だったおかげで、私は女の子扱いしてもらえないことも多かったけど、それはそれで楽しかったようにも思える。