ずっとそばにいたのに.......
そんな風に航佑とメールをやりとりしているうち、合コンから二週間が過ぎた。

土曜日の夕方、買い物から帰ると、稜の家の前に見慣れない車が停まっていた。



誰か友達と遊んで来たのかな?

なんて考えながらリビングに腰を降ろすと、携帯が鳴った。

稜からだ。



「もしもし。なぁに?」

「もう、今日は出かける予定ない?」

「うん。」

「帰ったばっかりなのに悪いんだけど、これからメシ食いに行かない?」

「え? あ、うん。いいけど。」



思わぬ誘いに胸が踊る。

こんなの、いつ以来かな。



でも、何で?

突然、どうしたんだろう..........
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