ずっとそばにいたのに.......
今、言ったことって........

それって、つまり、そうだよね。

稜は、航佑と私が付き合っても、全然平気なんだ。



航佑の気持ちはとっても嬉しいのに、彼に惹かれているのは確実なのに、もっともっと一緒にいたいと思うのに.......

この涙は、何の涙?

何で涙が浮かんで来ちゃうんだろう。



「やだ。何で、私、涙なんか........。」

「心優ちゃん?」

「航佑くんのせいじゃないからね。」

「...........おいで。」




航佑は心配そうな顔で私の手を引いて、ツリーの奥の方へ進んで行った。
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