幼なじみはあたしの彼氏?![短編]
「他の男の前で あんまり愛想振り撒くな。」
湊は少し苛立ちを込めた口調で言ってきた。
な、何いってんの?
愛想??
いや友達だしね?
意味わからない。
あんたはあたしの彼氏かっ!
「別に愛想なんか振り撒いてなんかないわよ。友達だから仲良くするのは当たり前じゃない?湊、どうしたの?何か変だよ...?」
―――ドンッ
湊...?!
「キャッ…!!」
軽く肩を押されあたしは 壁に追いやられてしまった。
「ちょっとっ…!」
いきなり何するのよ!!!
びっくりしたじゃない!
「鈍感。もう少し自分の立場考えろ。」
??
はい? もうっ 何なの?
鈍感って!!
鈍感ってなにが?あたしが?
湊はそれだけ言い終えると スタスタとみんながいる部屋に戻ってしまった。
あたしは同時に入ると璃依がなんか勘づきそうだし、マズイかな?と思ってそのままトイレに行った。