幼なじみはあたしの彼氏?![短編]





「え…?」

だって...
幼馴染以外に私たちの関係...ってないよね。


どういう意味なんだろう…?












「お…俺はっ…!!」












湊がなにか言いかけたとき、あたしのスマホのバイブレーターが鳴り出した。

お母さんかな?

――ブーッ、ブーッ…



《着信☎︎ お母さん》


液晶画面をみるとお母さんの文字。



あ!!やばい。
今日7時に帰るって言っちゃったんだった。






今の時間は7時15分。少しオーバーだ。






「あ、ママだ…。ごめん、ちょっと 出るね!」











「あ、あぁ…」










「――うん。わかった。じゃあ 切るね?……湊,ごめんね、ママ 早く帰ってこいだって!! なんだった?」







「何でもねぇ…。気にするな。」


湊はなにか言いたげな雰囲気だったが、やめてしまった。


なにを言おうとしたんだろう。
気になる...



「う、うん?いいの?ほんとに?湊、今日なんか変だよ??」



と、あたしが言うと湊は何故か顔を赤らめた。





「本当に 何でもねぇから…っ。気にするな。 それより、早く帰ろうぜ。おばさん 心配してるんだろ?」




あー!なんだよおー!!



気になるじゃん。







< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop