幼なじみはあたしの彼氏?![短編]
あ いけない、いけない。
もう着いたんだ。
鍵をリュックのポケットから出した。
「あ、ごめん。 ちょっと考え事してて…」
―――ガチャッ
「ただいまぁー」
「あら!お帰り!湊君もいらっしゃい♪」
「お邪魔します…!こんばんは!お久しぶりです!」
さっきの乱暴な口調とは打って変わって、ニコっと営業スマイルを浮かべた湊がいた。
うわ...なにこいつ。多重人格...?
「もうちょっとで出来るから 冬華の部屋で二人とも待っててちょうだい」
「はぁーい」
え…湊 あたしの部屋に入れちゃうの…?!
おいおい、年頃の娘と男を二人っきりにさせるの!!!お母さん!!!
てか。それ以前に。
………部屋散らかってるし
絶対文句言われる……
こないだ一応片付けたけど。
確実に言われる。。。