幼なじみはあたしの彼氏?![短編]


これ...どうしよう...






「早く。またキスするよ?」


ーードキッ


「っッ!え!!...ちょ...んっ!!!!」


...本日2回目のファーストキス...奪われてしまった。


心臓もたないよ!!



「ほら。早く。」






「そ、!!湊!!言うから...きっ、キスしないで!!!」




「...湊?あたしね。湊の気持ち気づかなかった。だけど、自分の気持ちにも気づかなかった。...あたしも好きです。付き合ってください。」



言い終えると、湊がまた顔を近づけてきた。

あ、き、キスされるんだなって反射的に目を瞑って待っていたら...


「ぷ。お前そんなにキスしたいの?笑 もっとオトナのしてやるよ...?」



「は?!最低!!!!違うから!!!」




「お前はまだこれで我慢しておけ?...まあこれからは彼氏としてよろしく。」



と、また唇にキスされた。




ーコンコンッ



ちょうどその時、お母さんがノックしてきた。


「ふゆ?早く来なさい?ご飯冷めちゃうわよ。」




お母さん...なんてタイミング...






「あ!!ごめん。今行きます!!!」

「あ、すいません。ありがとうございます。」


そのあとお母さんからは幸い何にも聞かれなかったけど、多分なにか勘付いてるだろうな...。




リビングに戻ると、なぜかケーキと手のひらサイズのパッケージが可愛い箱が置いてあった。




「あれ?ママ...ケーキとこれ?どうしたの??」




「湊くん!♪ ふゆ、おっちょこちょいだし、だらしないし、ガサツだけどよろしくね!♪ 高校生の内はちゃんと避妊してね!」





なんと...可愛い箱はコン◯ーム...





今度は二人して顔を真っ赤にさせていた。




も、もしかして...声丸聞こえ...?!




「ちょ...!!!ママ...!?え?もしかして丸聞こえだった?!」

「まあねえ...仲良くね!さあ食べましょ!」






Fin※
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