遠くで近く。
キーパー
いつもみてた。

ただ好きだから。

見ているだけで十分だよ

私わ椎名莉璃。

女バレに入ってるの。


「今日も朝練見れちゃったぁ-!!!」

「良かったぢゃぁん」

そう。
私わ一つ上のサッカー部の先輩に恋しています。

キーパーでかっこい-先輩
みんなわどこがいいの?とか言うけど

そんなの全部だよ。


今日もみれたぁ-


ほんとそれだけで十分。

学校内であえないかな-

あぁ。
今までこんなかっこい-人みたことないよ-。

ほんとかっこい-。

髪の毛いぢるのがくせみたい(笑)

あ、先輩の名前わ

七瀬智希先輩。

名前もかっこい-な

先輩の声ちゃんと聞いたことないなぁ。

聞きたいよ。

-次の日-

「莉璃-!!七瀬先輩いるょ-!!」

「ぇ?どこどこどこどこ」

あ、いた。

「きゃ-!!!!!かっこよすぎる」

いや-こっちみた。

やっぱバレてんだな。

でも先輩にならいいや。

ふふふ♪

今日わ朝からHAPPYだ。

大好き。

誰に何を言われようと好きだから。


みんな七瀬先輩わ昔からやなやつだょ。
とか言ってくんの…

でもいいもん。

最近よく学校で会えるな

私の学校に行く意味わ先輩。

ごめんなさい。


でもアドも持ってない。
なんか遠いよ。

いちごみるく色のケータイを握りしめて
そう呟いた。

そう思うと
どこからか涙がポタポタたれてくる。


「こんなんで泣いてるなんてばかみたい。」

自分で行動する!!!

私わそう決断した。



「みんな!!!!!!」

「なに?びっくりするわ」
「私…七瀬先輩のアド絶対げっとする!!!」

言ってしまった。


あめを舐めていた親友の日夏梨がぽかんとしている。

今にもあめがこぼれ落ちそうだ。


「莉璃……」

え…まずいことでも言ったっけあたし。

「日夏…」


「がんばれっっっ!!!!!絶対絶対協力するから!」

「ぇぇ?!!!う…うんありがとう」

あぁ、良かった。



「明日サッカー部の男子に聞いてみるね。」


はやく明日になんないかなぁ-

と言いながらも
まだ決め切れていない。

そんなことを考えていると
自分でも気がつかないくらいに顔が紅潮している

今しかないんだ。

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