遠くで近く。
「あのさぁほんとにいいの?」

うわ
これがいつも見てた七瀬先輩の声なんだ。

「あ…全然…平気で…すか…?」

「そっちがよければ全然いいんだけどさぁ…」

「あ…大丈夫です…」

言っちゃった。。。


「お願いしま-す」

「は-い…」

伸ばして余裕に見せてみた。

「んぢゃきるね-」

ぶち。


これって夢?

また頬を叩いた。

「いひゃいっっ!!」


強くたたきすぎたせいか
頬がじんじん痛む。

と涙が溢れてきた。

全ての力が抜け、
手が震えていた。

日夏梨に報告しなきゃ。

「もしもしぃ(泣)?」

「もしもし莉璃?」

「あのね…あのね…私…付き合えたのぉぉ-。うわーんうわーん」


涙が次から次へとこぼれ落ちてゆく。


「へぇ。」

え…?
こんな反応おかしい。


なんでだろう。


「また明日詳しく話すね。ぶぇーん」

ぶちっっ

「日夏梨なんだろう。機嫌悪かったなぁ。」


でもそんなの気にしないよ。

七瀬先輩の彼女なの?私わ七瀬先輩の彼女?


「あ…未月にもしなきゃあ。」


「もしもし?未月…
私七瀬先輩と付き合えたっぽい。」


「ぇぇぇぇー??!!何その展開!はやいなーずりぃリア充!!!!」


未月の声きくと元気が湧き上がってくるな。

「ありがとう。」

「んもぉ-っとにかくおめでとうっ♪明日詳しく聞かせてよん。七瀬先輩の彼女さま-っ」

はははやっぱり未月にわついていけない。



今日わ寝れないなぁ

明日が楽しみすぎる。

なんだろう。

でもこれも全て
泰智のおかげ?
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