遠くで近く。
そのやりとりを見ながら七瀬先輩わクスクスと笑っていた。

こんな笑ってんの近くでみれた。

ぽ-っとしてしまう。

「もう高橋つきでいいよ。今日だけな」

七瀬先輩が口を開きそう言い放った。

「かっこいいですね」

麻里香先輩に耳打ちをした。

「かっこいいですね。なんて本人に言えよ-っ」

「ちょっ…声でかい!!」
また七瀬先輩がクスクスと笑っていた。

「って事でうちらわつぎたいく-♪」

麻里香先輩と七瀬先輩が楽しそうに階段を登ってゆく。

あの2人のほうがお似合いかな。

そんな事考えながら
今日帰る事を想像し顔を赤らめた。


教室に戻り給食をとりにいく。


「莉璃、リア充だ。にしても腹減ったぁ。」

男勝りな声で叫ぶ。

「いる-?」

ふと前をみると
グレープフルーツを持った美少年がいた。

泰智か…

「いらない-」

冷たく返した。

「ともちと喋った?」

「うん♪」

あ、にやけちゃった。

あっちもウィンクしてきた。

いけめんだな。

泰智とわ話すの初めてくらいかな。

泰智顔あかっっ(笑


今日帰る事が頭の中に入ったままで
給食も喉を通らなかった

そして部活が終わり。

「麻里香せんぱぁい無理です~(泣」

涙目になりながら麻里香先輩の背中にひっつく。
「莉璃?どしたの?」

「こいつね。七瀬と帰んの。」

言葉がでない。
私今どんな顔してんだろ
「莉璃?それがち?」
「片想いかなったね」

色々な言葉が飛び交う。

あぁ恥ずかしい。

門をでると

光り輝いた人が…

やっぱり七瀬先輩わかっこいいなー


やっぱり照れながら髪の毛を書き上げた。

サッカー部の真っ青なピステがすごく似合っていた。

莉璃わ麻里香の後ろに隠れ一歩一歩前進した。

「お-い。こんなんぢゃいつになっても彼氏ぢゃないぢゃん。」

麻里香先輩怖い…(笑

サッカー部や女バレ、野球部バスケ部

いろんな部活が私達を注目する。

これわ…ばれたな…

「これ目立ちすぎだから早くいこ。」

七瀬先輩の透き通った声が私の心を貫いた。

歩くのを合わせてくれているが

恥ずかしくて目が合わせられない。

「麻里香せんぱ-い。無理ですょ-(泣)」

麻里香にしがみつく

「近づく人が違うでしょ!お前わあっちいけ-」

どんっとおされ七瀬先輩の方へよろける。

七瀬先輩が押さえてくれた。

触れた。

きゃ-。
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