遠くで近く。
「今目あいました」

こそこそと麻里香先輩に言った。

「目が合いましたなんていう必要な-い」

また恥ずかしい。

こんな変な子が彼女ぢゃやだょね…。

「何この状況。ははは」
お。笑ってくれた。

「絶対この格好だとうちらが付き合っててこのちびわ付き添いだな」

2人で笑いあいながら話す。

少しムッとして
「や-だも-んっ」
といった。

「やだってうちこいつと付き合いたくないから」
うわ。
ズバッというな-。

「俺も無理だからな」

なんかかわいっっ。

「てかさ-莉璃このままだとデートとかできないよ?いいの?」

「だって無理だもん。」
ただをこねる子供のようにわーわー叫ぶ。

「そいや、七瀬!あれわ?」

「あっそーだった」
といい。

ゴールドシルバーのかっこいいエナメルを探る。
なんだろうと首を傾げると
「んっ。」

と言って手を出した

よくみると先輩がつけていたゴムラバーのストラップの色違いを持っていた。

「かわいい」

ピンク色の先輩と色違いだ…

「もらわないの?」

麻里香先輩から現実に引き戻された。

こんなん反則。

はずいわ-。

麻里香先輩の足にしがみつく。

「これさ-佐藤とかにくれくれって言われたんだよ(笑)」

え…
それを私にくれたの?

ますます心拍数が上がってゆく。

時間がすごく短く感じる
すぐ私の家についてしまった。

あぁ

「麻里香せんぱ-い」

と助けを求める。

そして七瀬先輩をガン見する。

七瀬先輩わまた髪を書き上げた。

「ねぇ、七瀬。その髪書き上げんのやめてくれない?暑苦しい。」

はぁぁ?
それがいいんぢゃ

「だぁめ。このままでいいのだぁ-っ」

「俺髪切る気ないから」
ははは。
その頑固なのかわいいな
「これさ…」

また差し出された。

遠慮がちにとり
「ありがとございますっ!!!」

ペコッとお辞儀をした。
七瀬先輩の優しい目が笑ってますます優しくなった。

「この-リア充め-。いいね-恋できるって」

さや先輩が羨ましそうにいう。

「さや先輩だっているぢゃないですか-」

ぶりっこに言ってみた。
「誰だよ。いないわ」

自分を指差しどやった。
「いやだわ。女子なんて悲しいな。」

そんなバカなやりとりをしていると

ポツリ

「あ、雨だ。」

「ぇ?雨当たんの早くない?ばかわ早く気付くんだった。あはは」

ぷ-っと頬を膨らました。
< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop