先生と私の恋愛事情
それから授業が3時間くらい続いた。
理科の先生は久保内てなまえで20代くらいで男の人だった。
始めての塾での授業思ったより楽しくて安心した。
「香島さーん?」
「はい」
帰りの支度をしてたら社会の先生に呼び止められた。
「そういや、俺自分の名前言うの忘れてたな」
「あ、はい」
「宮本翔」
そう言ってこっちをじっと見てたから名前を呼んでみた。
「えっと、宮本先生?」
「はい、よくできましたー。じゃ、さよならー」
そう言いながら頭を撫でられた。
こんなのお兄ちゃんとかにしかやられたことなかったからドキドキした。
「さよなら」