先生と私の恋愛事情
一番早く教室に入りたいから急いで家から出た。数学の宿題だけどわかんないところがあったから数学の井中先生に聞きに行きたい。
「お、鹿島今日も早いなー」
宮本先生に呼ばれた。
たまに先生は私のこと呼び捨てにしたりする。
それがすこしうれしい。
でも、先生のことちょっと苦手だ。
他の先生とは普通に話せるけど、なんか宮本先生とは緊張して普通に話せない。
「へへ、宿題わかんなかたから...」
「何?英語かー?」
首を横に振った。
「数学です。井中先生はいますか?」
「うーん。多分他の生徒と面談かなんかかな?」
「分かりました...ありがとうございます。」
「あ、俺教えてあげよっか?」
「えっ!えっと...」
「はいはい、遠慮しない!」
本当は断りたかった、きっと2人っきりで勉強おそわるとか緊張で息が詰まっちゃいそう。