3日間だけの夫婦生活
「っ…………」


もう駅に着いちゃう…。



このまま至さんが汽車で軍に戻れば


今度いつ会えるのかな…


そんなことを思ってると突然至さんが後ろを振り向き



「千歳…………。」



「!」



初めて私の名前を読んでくれた。



涙を急いで拭き、嬉しさを隠しながら



「何ですか?」



「…………。」




けれど至さんは中々話そうとしてくれない。


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