私はモデル。彼もモデル。Ⅰ

 私は赤いジュウタンを歩き皆の前に出る。

 目元にはお面が着いていて、

 誰かは分からない。

 皆が喉を鳴らす。

 お面を外した瞬間。

 体育館がドット湧き上がる。

 「あれ!相沢瑠衣じゃん!」

 「やばい!夢みたい!」

 「可愛いーーーー♪」
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