赤色ライオン
「り、「いってきます。」あ………。」

バタン

止めようとしたが一足遅く、ただ残されたドアの閉まるおとが健の耳に響いた。


「健、私も行くわね、ばいばい☆」

母、奈都の笑みは、健に早く娘ばなれしなさい、といっているようだった。

そして健は一人になった(笑)
























「里津、彼氏が本当に出来たらどうしようか。」

ポツリ、誰もいない家で呟いた健だった。
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