【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
入学式か…正直面倒くさい。


絶対話し掛けられるしそしたらいちいち笑顔でいなきゃなんないし。


よし!ここはさぼろーっと!


サボることを決めた私はこっそり抜け出し、サボると言ったらお決まりのあの場所へ向かう。


「開いてるかな~?」


開いてるか少し不安になりながら、ドアノブに手をかけ回す。


―ガヂャッ―


「あ!開いてた~ラッキー」


そう言いながら私が向かった場所は屋上だ。


誰もいないその場所は私にとって最高だ。


気持ちいい風に当たりながらフェンスに寄りかかり座る。


そして私はそのまま眠ってしまったのだ。―
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