【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「大丈夫?…そりゃあ、全国一の暴走族に守って貰えば大丈夫だろうな。」


と、瑠樹。


やめてっ…


「もういい。

美怜、俺達じゃ満足出来なかったならそう言えば良かったんだ。

何も黙って行かなくったって良かったんだ。

そしたら探さなかったのに。

お前みたいなやつ……好きにならなきゃ良かった。」


龍平が冷たい目を私に向けて言う。


…………………


心が崩れた気がした。
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