【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
人気のない場所に連れてこられた。


「で?なんであなたたちが神田組知ってるわけ?

何が言いたいの?」


強めに言った。そうでもしないと心が乱れそうだったから。


「俺達、神田組の傘下につかせてもらってる鬼神っていう族なんだよ。

たまたま君を見つけてね。神田さんからよく聞いてるから。

知ってるんだよ?君の過去。

黒龍も狼王のことだって知ってる。

どいつもこいつもバカな奴等だよな。

あんた一人のために。今じゃ全国二位の黒龍だってあんたが居なくなってからは落ちぶれてる。

たかが一人死んだくらいで!

ほんと笑える!なぁお前ら!」


そう男は笑って皆に聞く。

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