【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
俺は立ち止まり、


「ほっとけるわけ…ねぇだろ!!!」


そう言って走っていった。


そのあとを瑠樹たちも追いかける。


近づくにつれて声が聞こえてきた。


美怜、待ってろよ。


ぜってぇ守っから。


そして、だんだんはっきり聞こえる声。


それを聞いたとき、俺は自分自身が心底馬鹿だと思った。
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