【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

ごめんなさい

この温もりは…忘れもしない龍平だ。


目をそっと開けると、目の前には倒れた神鬼たち。


そして、瑠樹たちもいたんだ。


「…皆どうして?」


一番疑問だったことを聞く。


私の顔見たくないんじゃなかったの?


「美怜………みぃ。ごめん。

お前の話聞こうとしなくてごめん。

いらねぇなんて思ってねぇから。

好きにならなかったなんて思ってねぇから。

傷付けてごめん。」


龍平が弱く小さな声で呟いた。

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