【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「ほんと……?………ありがとう。」


夏奈ちゃんは笑ってくれた。


そして私達はカフェで別れた。


私は歩きで倉庫へ向かう。


歩いている途中、考えてた。


正直、龍平たちに別れを言うことはつらい。


けどそれじゃダメなんだ。


前へ進まなきゃ!


そう、一人で決心していると


―――ブォォォン


「美怜!」


蓮の声が聞こえた。
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