【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
"わりぃ"と口々に言った。


そして私たちの正面に黒龍がソファーに座った。


「みぃ……1週間考えた、お前の答えを聞かせてくれ。」


龍平が口を開いた。



「……………私は…………

………………………………」


私が口を開いた途端に皆が真剣に私を見つめてきた。


「ここに残るよ」


そう言った時の狼王の皆の安心した顔と黒龍の皆が顔を歪めたのが見えた。

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