【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
黙って前を真っ直ぐ見たまま座る私。


その私を、ソファーの背もたれに肩肘をつきじーっとこちらをみる蓮。


なんなのよー!


こっち見ないで~!


「美怜。何で目反らすんだよ?」


まだその話か!


「べ、別に?

反らしたつもり無いんだけどな~?」


もじもじしながら話す。


「嘘つけ。反らしたろ。

つーか、こっち見ろよ?」


少し苛立ちながら言う蓮。


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